宇宙のバランス
こんにちは、いつもと違う日、異なる日。
今日は重力のバランスや降り注ぐ光線が全く違った。
スピードや体調は電波を誤入力、アンテナが受け取ってしまう。
真っ直ぐは歪んで見えるし、それを疑ってしまうから、ぼくはそれが本当だと思わなかった。
縁石に、とてつもない勢いでぶつかる、削りとられる、芯まで破壊される、ホイール、タイヤ、バンパー。
原子まで分解されて、隣の世界に飛んでってしまった。
わたしには気持ちの総括など書けないけれど、言ってること、わからないわけじゃないのよ。
映像に殺された判断力をわたしは憎み、呪い、きつく抱き締めた。
同じようにわたしの胸が雑巾絞りのようのになって、お金など要らないから、お金など要らないからこの後悔を決して忘れないから、二度とあの時間にさ迷い込まないように願った。
月と付き合っている女の人が手を振りながらデートへ出かける。
スカートをゆらゆらさせて、歩みを早めて消えていく。
夜に為に。
しばらく見ていたら、わたしの首に蛇が巻き付いていた。
いつでもお前を殺せるぞ。
お前もわたしを噛み千切ってくれ。
暗いバランスの悪いクッキーの上の世界で。
わたしは足を踏み外した!!