雨
雨が降る
絵が丸ごと降ってくる
脳の回りにフィルターがかかっている
耳は聞こえにくいが
感度は悪くない
目は見えず
口は聞けず
溺れながら音に頼るだけ
心臓を握り潰れる寸前で止められている
あしたはまたしてもやってこない
不愉快だ
幻覚
猛烈な頭痛と吐き気
毎日眠らない体
頭はどんどん馬鹿になっていく
体はふにゃふにゃになってしまう
膝は痛く
腰も曲がらない
目はギロギロしていて
息は荒い
絶望した
宇宙のバランス
こんにちは、いつもと違う日、異なる日。
今日は重力のバランスや降り注ぐ光線が全く違った。
スピードや体調は電波を誤入力、アンテナが受け取ってしまう。
真っ直ぐは歪んで見えるし、それを疑ってしまうから、ぼくはそれが本当だと思わなかった。
縁石に、とてつもない勢いでぶつかる、削りとられる、芯まで破壊される、ホイール、タイヤ、バンパー。
原子まで分解されて、隣の世界に飛んでってしまった。
わたしには気持ちの総括など書けないけれど、言ってること、わからないわけじゃないのよ。
映像に殺された判断力をわたしは憎み、呪い、きつく抱き締めた。
同じようにわたしの胸が雑巾絞りのようのになって、お金など要らないから、お金など要らないからこの後悔を決して忘れないから、二度とあの時間にさ迷い込まないように願った。
月と付き合っている女の人が手を振りながらデートへ出かける。
スカートをゆらゆらさせて、歩みを早めて消えていく。
夜に為に。
しばらく見ていたら、わたしの首に蛇が巻き付いていた。
いつでもお前を殺せるぞ。
お前もわたしを噛み千切ってくれ。
暗いバランスの悪いクッキーの上の世界で。
わたしは足を踏み外した!!
あと
あと
殺します
悪く思わないでね
覚えていないだろうけれど
これは暗闇からの一撃だよ
死
死にます。
薬をたくさん飲みます。
生きてたらまたいつか。
さようなら。
バイオリズム
波がおかしい
わかってますよ
悲しみ
とても悲しい。
悲しいだけ。